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ゲーム概要
無双系ゲームなのでゲームの大枠は言わずもがな。
「Empires」シリーズは自分が三国志世界の1武将となり自由に歴史を作り替えていくゲーム。
魏、蜀、呉等の勢力に所属し君主の天下統一を手助けするもよし、義勇軍を結成して反乱を起こし、国を興し、自身が天下統一を目指すもよし、好きなように三国志の歴史に関与することができる。
また、プレイヤーが操作する武将は他の武将と義兄弟の契りを結んだり結婚を行うことができ、結婚した場合はゲームクリア後に二人の子供が生まれ、その子供で新たにゲームを始めたりすることも可能。
ただ無双的な戦闘を繰り返すだけではなく、内政も重要な要素。
兵糧が無ければ出兵に制限があったり、敵の城の防御力が高いと戦地での防御側の攻撃力が高くなるなど無双戦闘だけではなかなか落とせないこともしばしば。
無双戦闘以外の部分が無双戦闘部分に大きく関わってくるところが今作の特徴。
歴史的なイベントもいくつかあり、「反董卓連合軍」に加わったり「赤壁の戦い」などに参加することも可能。
三国志の世界を舞台にした「ごっこ遊び」が楽しめる。
感想
三国志が好きな人ほどハマれると思う。
有名武将と人間関係を築きながら協力して天下統一をしていく感じは自分の操作するキャラクターにドラマ性が生まれて楽しい。
美人な武将に囲まれて、それぞれから告白されたりと恋愛SLG的な楽しみ方もできる。
産まれてくる子供には武器適正が引き継がれ、また、通常作成するよりも初期能力が高い武将タイプが産まれるため最強武将育成も面白かった点の一つ。
高難易度では内政や戦略も重要な要素で、無双ゲームでありながら勝つためには様々な「根回し」が必要だったり、武将が強ければそれで勝てる、とならないところが面白かった。
無双戦闘は総大将を倒して終わり、とはいかず、攻撃時、防御時両方で条件を満たすことで決戦となり、そこで勝敗が決するところもこれまでの無双シリーズに比べ戦略性があり戦闘に良い刺激を与えてくれていたように感じる。
といった感じで十分に面白い作品である。私的には十分満足できた。
ただ、残念な部分を挙げるとすれば以下。
まず、中国全土をオープンワールドで散策できる。これがかなり広く、よくできているのだが、道中、野党や虎や熊などはでるものの、特にイベントなどが無いのがもったいなかった。
一応、自分で会いに行かなければ見つからない在野武将などがいるにはいるが、そんなに数は多くない。
オープンワールドとしてフィールドが良くできているだけに、それを活かせていなかったのは残念なところ。もっと、細かなクエストや宝探し要素などがあっても面白かったかな、と思う。
また、戦闘前に提案される秘計（計略）について。
秘計は難易度が3段階あるのだが、高難易度の計略を実行した場合、自軍が大きな被害を被ることがある点が気になった。
例えば仙人が炎虎を呼び出して倒せたらその炎虎が味方してくれる、というものがあったりするのだが、この炎虎などの超生物が異常に強い。
なんなら自分の計略で呼び出したこの虎のせいで自軍が壊滅的な被害を受けて負け戦となることも。
たまにめちゃくちゃ強い呂布と無双武将がランダムで2名出現したりする。
この呂布がスパアマ搭載でかなり強い。
その割に敵がそういった秘計を使った場合、ノーリスクでいきなりこちらに炎虎が向かってきたりする。
敵軍の兵力（兵数）を削ることで炎虎や呂布などの超生物自体も弱体化するので倒せないことは無いが、そのあたりのバランスについては少し気になった。
あとは「ごっこ遊び」として自分以外の武将同士の人間関係もあると良かったかなーと思う。
例えば三角関係などがあったりしてもいいかなと。
在野の士を推挙したりするイベントはあるのだが、NPC武将同士の関係性は希薄なのでそこにもう少し厚みがあり、その関係性にプレイヤーが影響を与えられたら楽しかったと思う。
セリフが少なく、ところどころ会話がかみ合っていない感じも少し気になった。
この辺りは無双武将が多いため難しいところではあると思うが頑張ってほしい。
総評
色々、残念な部分もありながら個人的には三国志好きなら買って損はないゲームだと思う。
私自身は100時間以上遊べた。
ただし、有料ダウンロードコンテンツについては無くても良いと思う。
三国志にそれほど興味が無ければちょっと面白さ半減かも。
三国志という物語、歴史については知っていくとどんどん面白くなっていくので是非、他のコンテンツでもいいので触れてみてほしい。
↓ゲームが気になったら気になったら是非。
 | 価格:6,358円 |
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